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ヤングアニマル連載中の宮野ともちか「ゆびさきミルクティー」第8巻の感想です。
ゆびさきミルクティー8巻1

約3年振りの復活です!
先週のYA本誌でようやく連載再開してくれた「さきミル」ですが、もうほとんど諦め掛けてましたよ(^^;
執筆の遅れからくる体調不良が主な原因だそうですが、如何に漫画家という職業が大変な仕事か改めて実感させられました。
何はともあれ、ファンとしては再開してくれて嬉しい限りです。
コミックスをもう本当に仕舞ってしまう寸前でしたが、慌てて取り出して前巻の引きを確認しましたよ。
さすがに3年も経つとストーリーも忘れかけてましたが、少し読み返すだけですぐに思い出せました。
単行本の方はまだ夏頃で終わってたんですね?。
連載の方はひだりが由紀「抱いてください」って言った所だったのでかなり気になってた為覚えてました。
その話も同時発売の第9巻に収録されてます。
第8巻は夏祭りと文化祭編もとい芝りえ編。
感想は続きからどうぞ。


久々なので登場人物のおさらいでも(^^;
池田由紀:女装が趣味の高2男子。幼馴染みのひだりとクラスメイトの水面の間を行ったり来たり。でも一番好きなのは女装した自分「ユキ」。姉と二人暮らし。
森居左(ひだり):由紀が好きな中3少女。受験中及び諸々のトラブルの為、現在由紀とは距離を置いている。由紀の女装は既に知っている。
黒川水面:由紀とはクラスメイトで友達以上恋人未満で付き合ってる。典型的な優等生委員長でクラスでも浮いてる存在。中学時代は実兄と近親相姦寸前まで行った。メガネッ娘。
高槻亘:由紀の親友。ユキに一目惚れしてるが、彼女が由紀の女装だとまだ知らない。サッカー部エース。
児玉睦:ユキが由紀と知ってる一人。美術部員で東子とは幼馴染み。
乃木東子:ユキが由紀と知ってる一人。バスケ部員で睦とは幼馴染み。
芝りえ子:男女共に人気ある由紀のクラスメイト。リーダーシップがある演劇部員。彼女に微笑まれた男子は1週間以内に告白するという噂がある。
池田未記:由紀の姉。現在はひだりの父親と付き合ってる。
加賀見栖:ひだりの親友のボクっ子。ひだりが好きな百合っ子♪
茅伸子:サッカー部マネージャー。亘の後輩で既に告白済み。劇中一番まともな子(^^;
こんな感じかな?

ゆびさきミルクティー8巻2
夏祭りに水面を誘う由紀。
初めは女装して行こうとしますが、前にそれで水面を傷付けてしまったので今回は自重します。
楽しくお祭り巡りして「やっぱり水面が一番好きだ」と思う由紀ですが、偶然ひだりと鉢合わせして事で簡単に心揺さぶられます。
結局由紀にとってひだりは何より大きい存在なんですよね。
そのひだりは由紀が水面とお似合いだと思って諦め掛けてる模様。
由紀に相応しい女性になるにはもっと大人にならないと行けないと焦ってる様子が伺えます。
ゆびさきミルクティー8巻3
ひだりに冷たい目で見放された由紀は水面に涙を流して慰めを請います。
水面はひだりと比べられながらも自分さえ由紀の良さが分かってればいいと要求を受け入れる事に。
家に招き入れて由紀にキスされて弄ばれる水面です
まぁ、これくらいはいつもの事(^^;
ゆびさきミルクティー8巻4
今回もユキを意識して最後まで出来なかった由紀。
家に帰って女装し一人自分を慰めます。
結局由紀にとって女装>水面なんですよね。

ゆびさきミルクティー8巻5
秋になって文化祭のシーズン到来。
しかし由紀のクラスは誰もやる気を見せず、委員長の水面に任せっきりです。
演劇部で忙しい芝も準備を手伝うのを断りますが、リーダーシップを買われて由紀に誘われた事を切っ掛けに二人と深く関わって行きます。
芝にとって由紀は受験の時に助けてくれた運命の人ですが、水面は楽しい学生生活の中で唯一の異質な存在と思ってる模様。
水面の方も芝を嫌ってるらしく、また由紀が彼女に優しいのを見てあからさまな嫉妬をします。
ゆびさきミルクティー8巻6
普段の真面目で堅物な印象とはかけ離れた子供っぽくわがままな水面に拍子抜けして大笑いする芝。
しかしそれが恋というものだと水面に指摘され、そんな事も分からないなら演劇に向いてないと言われてしまいます。
芝が水面を嫌ってるのは羨ましいからのようですね。
嫌に男性にモテるせいで本当の恋をした事無い芝は、由紀に恋してる水面が一種の憧れを抱いてるんでしょう。

ゆびさきミルクティー8巻7
その後も色々あるも文化祭の出し物を女装喫茶という事で決める由紀達。
芝のお陰でクラスメイトの手伝いも増え順調に準備を進めますが、由紀はこれを機にひだりと仲直りをしたいと考えます。
家を訪ねて文化祭に誘う由紀ですが、それを断るひだりです。
ひだりが由紀を避けてたのは水面とのキスを目撃してしまったから。
それでも由紀の事が好きなひだりですが、子供の今のままでは由紀に甘えてしまうと自ら戒めてるようです。
ゆびさきミルクティー8巻8
ひだりの来ない文化祭にやる気の無い由紀は芝の演劇を見に行く事に。
芝の演じる役を自分に重ね、自分のせいでずっとひだりを傷付けて来た事に改めて気付き、涙を流す由紀です。
舞台の後で芝は由紀にキスを求めますが、断られても既に由紀の心が自分ではない誰かに向いてると分かってた為か潔く身を引きます。
芝にもようやく本当の恋が出来たようですね。
その後、断りながらも結局来たひだりに驚きながらも現金に喜ぶ由紀です。
笑顔で話す二人に陰から憂う水面が切ないですね?。

ちなみに女装喫茶は由紀の女装(ユキにあらず)のお陰で大盛況だった模様。
ゆびさきミルクティー8巻9
でも亘のこの一言で教室中をドン引きにさせました(^^;
これは9巻でさらに酷い事になりますw


描き下ろしページがエロいです!
ゆびさきミルクティー8巻10 ゆびさきミルクティー8巻11
ゆびさきミルクティー8巻12 ゆびさきミルクティー8巻13
乳首や紐パンは分かるけど、ノーパンはやり過ぎだろうwww
3年振りの「さきミル」でしたが、その面白さは色褪せてませんでしたね。
由紀、ひだり、水面の三角関係は大人ならばドロドロの修羅場になるでしょうが、子供という曖昧で未確定な感情のお陰で絶妙な形で成り立ってますよ。
由紀はひだりが大切ですが水面も大事でユキも好き。
ひだりは由紀が好きだけど水面を嫌いになれない(むしろ子供な自分が嫌い)。
水面は由紀がひだりを好きだと分かっていて自分が二番目でも良いと思っている。
お互い好きな人の事だけでなく他の人の意思も尊重している所が青春らしくて良いですね。
幼馴染みとクラスメイトの間で揺れる由紀ですが、そこに女装の自分も関わって来る所が通常の三角関係とは違い面白いです。
なにはともあれ、久々の新刊楽しめました(^^)
感想に9巻に続きます。
関連記事:
親友に「ち○ぽ舐めて」と言う女装少年「ゆびさきミルクティー」第9巻
ゆびさきミルクティー (8)ゆびさきミルクティー (8)
(2009/10/29)
宮野 ともちか

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コメント
この記事へのコメント
私が今一番再開して欲しい漫画は何たって『冒険王ビィト』です。前にも書いたけど、他の人の作画でもいいから続きを描いてもらいたいです。某空手漫画や某未来警察漫画も作画が途中で変わっているので、構わないでしょう。
2009/10/31(土) 20:31 | URL | 北斗超一郎 #-[ 編集]

コメント返信
>北斗超一郎さん
あれも再開しないんですかね~?
アニメ化までしたのに勿体無いですよね。
今度どうやらToLOVEるが復活するようなので凄く嬉しいです!
2009/11/01(日) 09:58 | URL | 0時 #NVZxh.1U[ 編集]

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